胡蝶蘭の特徴とは

最近、フラワーギフトなどで人気を博している「胡蝶蘭」のことをご存知でしょうか。胡蝶蘭の出で立ちを見ると高貴で優雅な気分を味わうことができます。胡蝶蘭という名前の由来には、花の形が蝶の舞っているような姿を連想することからきているのです。まさに優雅なものです。

胡蝶蘭の原産国は東南アジアであり、熱帯地域の花です。そのため、寒さに弱いというのが最大の弱点です。胡蝶蘭が発見されたのは、今から170年以上も前になります。胡蝶蘭の原種は、約2.5万種にもおよびます。しかし、よく目にする真っ白で大きな花弁を持つものは全体の1割しかないという貴重なものです。他の原種の多くは、蝶というよりも蛾をイメージしてしまうような色や柄のものです。胡蝶蘭すべてが優雅なイメージを持つものではないのです。

日本に胡蝶蘭が入ってきたのは明治時代の末期であり、ここから生育環境の整備などが進められ、品種改良などにより現在のように市場に出回るようになったのです。現在では、日本全国に胡蝶蘭の栽培農家があり、お祝いの種類や花の形や大きさといった様々なニーズに合わせた生産が各地で行われています。

そして、胡蝶蘭には他の植物と異なった特徴があります。通常、植物は葉などで光合成をするものですが、胡蝶蘭の場合は花でも光合成をするのです。他の植物の場合は、花は役割を終えるとしおれてしまうものです。ところが胡蝶蘭の花は、受粉という役割を終えたからといってしおれるのではなく、緑色へと変色し、光合成をはじめるのです。実は生命力の強い植物なのかもしれません。